シロテテナガザルの赤ちゃん急死

2023/5/22に誕生した円山動物園のシロテテナガザルの赤ちゃんが同6/15、急死しました。

シロテテナガザルの仔が死亡しました | 札幌市円山動物園

令和5年(2023年)5月22日に産まれたシロテテナガザルの仔が、6月15日(木曜日)に死亡しましたのでお知らせいたします。

シロテテナガザルの仔は母親の「ラーチャ」と父親の「コタロー」にとっては2頭目の仔として生まれ、第1仔となる「ローラ」と一緒に家族4頭の群れで育っておりました。その後母親の「ラーチャ」が一生懸命仔育てをしておりましたが、6月15日の11時半ごろ、「ラーチャ」に抱かれている仔が脱力しているのが見られ、その後、残念ながら死亡を確認いたしました。

同日中に解剖を行った結果、死因は肺炎と考えられます。

なお、5月22日生まれの仔の死亡により、当園で飼育するシロテテナガザルはオス1頭(コタロー)、メス2頭(ラーチャ、ローラ)となりました。

 

【個体情報】

生年月日:令和5年(2023年)5月22日

性別:メス

死亡年月日:令和5年(2023年)6月15日

死因:肺炎

 

わずか生後24日齢での短い生涯となりました。

ラーチャは今回の仔を順調に育児している様子が見られていただけに残念でなりません。

どうか本件でラーチャが育児に対する自信を失わないようにと願うばかりです。

 

なお、個人的な話になりますが、今回の赤ちゃんとはなかなかタイミングが合わずに一度も会えていなく、この6/15当日にようやく初対面となるはずでした。

そしてまさにこの時間帯にラーチャが仔を連れて外放飼場に出てきたところに立ち会えたのですが、すでに仔は亡くなっていたかそれに近い状態だったと思われ、今思うとラーチャもパニックになっていたのかもしれません。

この日は奇しくもカバのドンが起立不能となった日でもあり、心がザワザワする一日でした。

 


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